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2011年12月17日

研修医修了後に学外に出る友人がいた。彼の患者さんリストの中に弁護士希望の女子大生がいた。決して有名法科ではないながら、大学卒業後に予備校に入り、司法試験を目指すという。
今も昔も私はそういうのに弱い。
「J子ちゃんをちょうだい。」と友人にお願いして、引継ぎをしたのはいいものの、私個人の治療日と彼女の大学のカリキュラムが咬み合わない。意を決して会ったこともない彼女の親に宛てて長文の手紙を出した。

<手紙の内容>
彼女の大きな志に比べてお口の中の状態の悪さに何とかお助けしたいと思います。本当だったらこの歯を助けて、本当だったらこの歯を抜いて、親知らずを移動させ、矯正を含めて大掛かりな治療が必要です。彼女の試験本番のときに歯が痛んで困るような事態は何としても避けたいのです・・・。

幸いにしてか、あきれられてか、OKの返事をいただいた。
ただし、特殊治療室で普通の女の子が矯正治療まですることになった。
掟破りの進退をかけた治療は、その後も次々と舞い込み、私のトレードマークとなってしまった。

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さとう歯科医院 院長 佐藤達也

さとう歯科医院
http://www.satou-client.jp/
院長 佐藤達也

【ブログの主旨】

「診療雑感」は、私が過去にどのようなことを感じ、どんな診療を行っていたかをまとめたものです。症例写真だけでは技術をお見せすることはできませんが、文章なら私の人間性を語ることができます。 なじみの患者さんが言っていた、「何かあったら、(佐藤)院長が出てきてくれるんだから、俺は今の先生を信頼してお任せしていますよ。」とは、ありがたいひと言である。


【経歴】

1988年 東京医科歯科大学卒業

1988年~1990年 東京医科歯科大学研修医修了(2期生)

1990年~1998年頃 東京医科歯科大学・障害者歯科学講座・顎口腔機能治療部において、大山喬史教授(当時の病院長、現在学長)の指導のもと、教授診療助手のチームリーダーとして、難易度の高い義歯や著名人・芸能人の審美歯科治療を担当。

1991年~1998年頃 障害者歯科学講座・障害者歯科治療部において、有病者の歯科治療。

1992年6月 大田区東雪谷にて開業。

2004年9月 現在住所(隣)に移転。